オプションの取引は、相場が上がるのか下がるのかを予想するとともに、ボラティリティが大きく上がるのか下がるのを予想する取引です12. 一般的な見方は以下の通りです:
- 株価上昇 + ボラティリティ上昇 → コール・オプションの買い
- 株価上昇 + ボラティリティ下落 → プット・オプションの売り
- 株価下落 + ボラティリティ上昇 → プット・オプションの買い
- 株価下落 + ボラティリティ下落 → コール・オプションの売り
例えば、今後、株価が上昇してボラティリティも上昇すると予想すれば、コール・オプションの買いが増える、といった見方をします。株価が上昇する際に一番多いパターンは「プット・オプションの売り」です。株価の上昇とともにボラティリティが下落することが多いためです。逆に、株価が下落する際に一番多いパターンは「プット・オプションの買い」となるのが一般的です1.
オプションの建玉は、信用取引や先物取引、オプション取引などで、取引約定後に反対売買されないまま残っている未決済分を指します。建玉の総数は相場動向によって増減し、売買高や市場規模などを計る際の一つのバロメーターとなっています2. 金融機関がどのようなオプションの建玉をしているのかチェックして、SQに向けてどのような相場を予想しているのかを把握することで、日経平均株価の推移を予測しやすくなります1.
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